「◯◯さんって、本当に優しいよね。でも、なんか恋愛対象っていうより…“いい人”なんだよね」
――はい、出ました。
これを何度も言われてきた男性は少なくないはず。
実はこれ、女性が本音をやんわりと伝える、いわば“やさしい断り文句”の一種です。
しかし、ここにはヒントも隠れています。
◆「いい人」で終わってしまう男性の共通点
・常に相手優先
・連絡の返信が丁寧で早い
・強く主張しない
・下心が見えない(逆に言えば、男らしさを感じない)
「なんでそれでダメなの⁉」と叫びたくなる気持ち、わかります。
でも、恋愛において“優しさ”は武器になりづらい。
なぜなら、「恋」は感情、「信頼」は時間の蓄積だから。
◆なぜ選ばれない? そこにある“ドキドキの不在”
女性が恋愛対象として男性を見るとき、「この人と一緒にいたら、ちょっとヤバいかも」と感じるような“揺さぶられ感”が、少なからず必要です。
安心感だけでは、恋には発展しづらいのです。
例えるなら、「毎日おかゆを食べている感覚」。
栄養はあるし優しい。でも、ときにはスパイスが欲しい。
◆では、どうすれば選ばれる側に回れるのか?
「少しだけ、自分勝手になってみる」
これは実はかなり効果的。
いつも丁寧に返信していたLINEを、たまにはあえて“既読スルー”してみる。
予定を全て相手に合わせていたのを、たまには「その日はダメ」と断ってみる。
小さな“余白”が、「この人って何を考えてるんだろう?」という興味を生みます。
それが、恋の入り口です。
◆最後に、ちょっと笑える実話を
昔、私の知人に「恋愛よりも親切が信条」みたいな男性がいました。
彼は、デートで彼女に「寒くない?」と聞くたびに、
「いや、そっちが寒いわ」と返されて撃沈していました。
でも数年後、彼は言いました。
「“寒くない?”じゃなくて、“俺の上着、着る?”が正解だったらしい」と。
優しさは正解に近い。
でも、もう一歩踏み込む勇気が、恋のきっかけになるのかもしれません。
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