春になると、思い出すことがある

田舎暮らし

春になると、なぜか少し前向きな気持ちになる。
暖かくなるからなのか、
景色が明るくなるからなのか、
理由ははっきりしない。

でも、毎年この季節になると、
ふと思い出すことがある。


◆ 卒業式と入学式の記憶

僕にとって春といえば、
やっぱり卒業式と入学式だ。

というのも、ここ数年、
PTA会長をやっていた。

そのたびに避けて通れなかったのが、
挨拶だった。


◆ あの“挨拶文”に悩んだ日々

これがなかなか大変だった。

ありきたりでは伝わらない気がする。
でも、難しすぎてもいけない。
長すぎてもダメだし、短すぎても物足りない。

言葉を選んでは消して、
また考えて。

正直、
本当に時間がかかった。

「もうこれでいいか」と思っても、
どこか引っかかる。

そんなことを何度も繰り返していた。


◆ それでも、あの時間は無駄じゃなかった

当日は緊張しながら話すだけで精一杯。
終わってしまえば、あっという間だった。

でも今思うと、
あの時間は無駄じゃなかった気がする。

人に何かを伝えるために、
言葉を選び、考える時間。

あれは意外と、
自分自身と向き合う時間でもあった。


◆ 春になると思い出す理由

不思議なもので、
暖かくなってくると、
あの時の空気や感覚を思い出す。

体育館の少しひんやりした空気。
静かなざわめき。
新しいスタートの空気。

春は、
ただの季節じゃなくて、
“区切り”の記憶を呼び起こす季節なのかもしれない。


◆ 最後に

今はもう、
挨拶文に悩むこともない。

でも、
あのときの自分を思い出すと、
少しだけ懐かしくて、
少しだけ前向きな気持ちになる。

春って、
そういう季節なのかもしれない。

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